声優になりたいと憧れる人、年々増えています。
専門学校も多く存在しますし、何と大学でも声優学科というものが出来ています。
これだけ需要があるということですね。
でも選択肢が増えたせいで、どちらを選んだらいいのか逆に迷ってしまうこともあります。
声優になるために出来ることは
声優になるにはいくつかの方法があります。
まずは声優の専門学校です。
声優になるために必要な授業に特化されていますので、専門的な実技中心で授業が組まれています。
また養成所というものもあります。
これは専門学校ではなく、すでに活躍している声優とか俳優、事務所などが主催して行っているスクールです。
専門学校のように、学校法人であることの縛りがないので、余計に専門的に声優という職業のための実技授業をしてくれます。
端的に言うと、その事務所に所属するための声優になるように育ててくれるということです。
他にも普通の俳優養成所に入ってそこの劇団に、その後仕事としての声優にと言うコースもありますね。
そして大学です。
大学の場合2つの選択肢があります。
1つはこれまでと同じく、演劇関係の学科から俳優を目指し、声優にというルートです。
もう1つは近年、いくつかの大学で設けられた声優学科に入って声優を目指すというコースです。
専門学校と大学って大きく違うのは
専門学校と大学というのは、学校であるという点で同じ立ち位置にあります。
他の養成所関係の場合、学校ではないので縛りのない反面、学割が使えないとか履歴書に学歴として記載できない、と言うデメリットが有るのです。
しかし専門学校と大学の場合、認可を受けた学校であるので学割も使えるし、学歴の記載が出来ます。
そういった意味では似ている、と言っていいですね。
しかし大きな違いはもちろんあります。
何よりもネームバリューの差ですね。
専門学校卒と大学卒では、後々に何かあった時の扱いが違ってきます。
大学入学のためというと、親の了解も取りやすいけれど、専門学校と言うといい顔をされないというのも、このあたりが原因ですね。
声優の専門学校と大学入学の比較
ではそれそれのメリットやデメリットについて、ちょっと見ていきましょう。
実は授業料や入学金等は、あまり大きくは違わないんです。
それ以外のところで、大きな違いを見ていきますね。
声優の専門学校に入ることのメリット・デメリット
何よりも専門的な実技を、最初から学べることです。
特化した授業なので、無駄もありません。
また在学中から声優事務所やプロダクションのスタッフを会う機会も置く、顔つなぎがしやすいのもメリットです。
ただどうしても、専門学校という学歴で終了というデメリットもあります。
最も大きなデメリットはここなのです。
同じ特殊職業の専門学校でも、漫画やイラストならデザイン関係の仕事につく時には、それなりに有効に働いてくれます。
しかし声優の専門学校だと、声優になれなかった場合に他の職業につく時に、正直アピールできるものがないのです。
声優学科などで大学に入る場合のメリット・デメリット
大学へと言うだけで、まず親の了解が取りやすいですね。
学費も、専門学校と違ってスムースに出してもらえることが多いです。
そして特化しすぎていない授業なので、広く知識を得ることも出来ます。
何より大きいのは、声優になるという夢を諦めた時でも、簡単に言うとつぶしが効きやすいのです。
大学卒という肩書は、それなりに大きなものなのです。
でも一方で、大学の最初の2年はどこでも一般教育科目です。
専門的な授業は3年からになります。
なので時間の無駄、と言う問題が起きてきます。
まあこれに関しては、最初の2年に大学だけでなく独学でという頑張りがあれば、乗り越えられますね。
3年以上では、専門学校とか養成所に同時に所属と言う手もあります。
後はやはり、業界への顔つなぎがあまり出来ないというのが、デメリットと言っていいかもしれません。
最も良いコースは
こう考えた場合、実は最も良いコースというのが見えてきます。
まずは大学で学んだ後に、仕事しながらでもバイトでもいいのですが、その後に養成所や専門学校に入ると言うコースです。
時間がかるのが難点ですし、今声優の平均年齢は下がる一方なので、そんな悠長なことはと思うかもしれません。
でも将来的なことも考えて、しかも開きられない声優になるためには、実はしっかりとした基礎と経験が必要なのです。
もちろん知識に関しては、言うまでもありません。
人気声優がデビューしてはすぐに消えていくのが、今の状況です。
こう言っては何ですが、そうして流されないためにも充分な知識と技術とベースを身に着けたいものですね。
大学から専門学校もしくは養成所というのは、長い道のりではあります。
でこれに負けないだけの精神力と憧れを持つ人にこそ、声優への道は開かれると言って過言ではありません。
また将来的なことを考えた場合にも、このコースをおすすめしたいですね。
もしもうちょっと時間の短縮をと思うなら、それこそ大学在籍中に同時進行での専門学校や養成所通いで頑張るのもおすすめです。
まとめ
専門学校も大学も、声優を目指す人にとってはあくまでも通過点です。
そのどちらを選ぶかで、また将来も変わってきますね。
メリット・デメリットはどちらにもありますが、どうせなら両方の美味しいところ取り、してみてください。