声優の専門学校を卒業するだけで誰でも声優になれるの?

声優の専門学校へ進学するほとんどの人は、将来は声優として活躍したいと考えていることでしょう。

声優になる夢にかけてみたいと入学したものの、卒業後の進路や就職について不安を感じることもあるようです。

卒業しても全員が声優になれるわけではないという現実をふまえて、どうしたら声優への道が開けるのかを説明します。

声優の専門学校卒業後に待っているもの

理想は声優事務所に所属してデビュー

声優の専門学校に通っている生徒が目指している理想の形は、卒業後にそのまま声優事務所に所属してデビューすることでしょう。

この理想の形の卒業を達成できるのは、5%~75%程度の人数の生徒だけという現実が存在します。

この数字の幅には声優の専門学校によって卒業後の声優事務所への所属率に開きがあるためです。

人気のある声優さんが増えて声優が人気職業になったことで、声優の専門学校も次々と新しくできて増えすぎてしまった結果、卒業後の事務所への所属率が著しく低い専門学校も残念ながら実在しています。

声優養成所でチャンスをつかむ

声優の専門学校卒業後に声優事務所に所属できない場合に残されている声優への道は、声優養成所という声優事務所が自社で活躍する声優を育てるための付属養成機関に入るというものがあります。

声優の専門学校のクオリティに開きがあり卒業後に声優事務所に所属できる生徒がほとんどいないところもあるため、すべての声優専門学校に通うの生徒の進む道として一番多いのは声優養成所ということになるのです。

声優養成所に合格し養成員になることができれば、養成所を運営する声優事務所への所属を目指して声優への道を進むことができます。

養成所に通うには受講料が必要になりますが、現在活躍している声優さんの中にも養成所からチャンスをつかみ声優の夢をかなえたという人は大勢いるのです。

フリーランスやアマチュア声優

声優専門学校では卒業前に声優事務所を招いて大規模なオーディションを開催しますが、声優事務所に所属できる人と事務所には所属できなかったものの養成所の入所試験に合格し養成員になれた人、声優タレントにも養成員にもなれなかった人の3パターンに分かれます。

どちらにもなれなかった人に残されている声優の道は、フリーランスとなって個人的にオーディションを受けてチャンスをつかむか、一般企業に就職してアマチュア声優として副業や趣味としてネット配信やラジオで活躍するというものがあり実際そのように活動されている方もいるのです。

声優事務所に所属できる確率を上げる

卒業後に声優事務所に所属するという目標を実現するためにできることのうち、まず最初にやるべきなのは正しい専門学校選びといえます。

専門学校選びで失敗しなければ声優への道の第一関門クリアといってもいいくらい、専門学校選びは大切です。

目標実現のための専門学校選びのポイントは以下のようになります。

数字をうのみにしない

声優の専門学校の資料などでよく目にする、就職率90%や業界進出率100%という数字をうのみにしてはいけません。

この数字の中には声優事務所に所属できた人以外にも養成所に進んだ人も含まれているため、このような高確率で声優事務所に所属できるわけではないのです。

養成所の中にはお金目当ての誰でもOKというものもあり、そのような養成所に進んだ人もカウントした数字ではその専門学校の持っている指導力はわかりません。

自分で実情を調べる

その専門学校が指導力のある良い専門学校かどうかを見極めるポイントとして、卒業後に声優事務所に所属できた人がどれくらいいるかや大手養成所の特待生合格の多さがあります。

有名な声優さんの名前を多数上げているところもありますが、その中には養成所に行った後に声優になった人も含まれており、専門学校の指導力だけでなく養成所の指導力が加わった結果です。

あくまで専門学校からそのまま声優事務所に所属できた人がどれくらいなのかをできるだけ調べる事をおすすめします。

大手養成所の特待生に合格者が多いというポイントは、その専門学校の指導によりきちんとした基礎や応用が身についているということですから、指導力があることのあかしになるのです。

注意が必要なパターン

事務所に所属できる人の中には演技ではなく顔が可愛いからということでアイドル系に所属した人も含まれているため、アイドル系への所属ばかりが多い専門学校は演技の指導力が低い可能性があり注意が必要です。

声優事務所は大手から小さいところまで様々ですし、聞いたことのないようなところばかりに所属しているというケースは見せかけの所属率ですから、大手事務所への所属が多いかどうかや有名になっている卒業生がいるかどうかを慎重に見極めましょう。

まとめ

声優事務所に所属できる確率を上げるには、大手事務所に所属できた卒業生の数に代表される業界との太いパイプがあり、事務所所属や特待生を勝ち取るための演技力を与えてくれる確かな指導力を持つ専門学校を選ぶことが非常に大切なのです。